文化を着崩す。

2026/10/1

ブランド戦略,クリエイティブディレクション,WEB,PV,SNS,グッズ

浮世絵は、守るだけの文化ではない。
今のカルチャーと混ざることで、次の表現になれる。

令和浮世絵師・渡邊直仁氏のアート活動を、作品単体ではなくひとつの「ブランド」として捉え直すところから、TOHIONAのブランディングは始まりました。


PROJECT SUMMARY

BEFORE|浮世絵と現代社会の間にある、距離。

渡邊直仁氏が描くのは、江戸時代の浮世絵をそのまま再現するものではありません。

伝統的な技法や美意識を受け継ぎながら、現代のモチーフや色彩、POPカルチャーを取り込み、新しい浮世絵のあり方を模索していました。

一方で、「浮世絵」という言葉から想起されるのは、伝統文化、美術館、歴史、鑑賞するもの。

作品そのものは現代的で自由なのに、その背景にある思想や活動まで含めた魅力が伝わりきらず、「浮世絵作家」という枠の中に収まってしまうことが課題でした。

そこで私たちは、「作品をどう売るか」ではなく、

この活動そのものを、どんな文化として育てていくのか。

そこから考え直しました。

WE FOUND|文化を着崩す。HACK THE CULTURE

着物を着崩すように、文化だってもっと自由に遊んでいい。

私たちが見つけたのは、TOHIONAが大切にしてきた姿勢そのものを表す「文化を着崩す」という考え方でした。

浮世絵を完成された過去の文化として扱うのではなく、現代のファッション、音楽、ストリート、アート、海外のカルチャーと混ぜていく。

大切なものは残しながら、決まった「型」は少し崩してみる。

その行為によって、伝統文化を遠い存在にするのではなく、今を生きる人が遊べる文化へとひらいていく。

「HACK THE CULTURE」をブランドの思想として据え、TOHIONAを「浮世絵作家の活動」から、現代のカルチャーを遊ぶアートブランドへと再定義しました。

WE DID|作品から、ブランドへ。

ブランド戦略とコンセプト開発を起点に、作品シリーズ、ビジュアル、SNS、展示、商品、体験企画まで、一貫した世界観を設計しています。

アート作品だけで完結させず、Tシャツやステッカーなどのプロダクトへ展開したり、ストリートへ作品を持ち出したり、展示空間そのものを体験として設計したり。

さらにSNSでは、完成作品を紹介するだけではなく、制作背景や思想、現代のカルチャーとの接点まで発信。

海外への発信・展示も含め、「浮世絵を見る人」を増やすのではなく、「TOHIONAというカルチャーに参加する人」を増やすことを目指しています。

担当領域
ブランド戦略/コンセプト開発/作品シリーズ設計/ビジュアルディレクション/SNS戦略・運用/海外発信/展示企画/商品企画/体験企画

WHAT CHANGED|「浮世絵作家」から、「文化を遊ぶブランド」へ。

ブランドとしての軸が生まれたことで、活動領域はキャンバスの外へと広がりました。

POP、ストリート、ファッション、プロダクト、展示、海外。

一見すると異なる活動も、「文化を着崩す」というひとつの思想でつながっています。

浮世絵を守るために、動かさないのではなく。
次の時代へつなぐために、あえて遊ぶ。

浮世絵は、守るだけの文化ではない。
今のカルチャーと混ざることで、次の表現になれる。

TOHIONAは、そんな可能性を実験し続けています。


PROJECT DATA

PROJECT
TOHIONA

CATEGORY
Branding / Art Direction / Creative Direction / SNS / Exhibition / Product

CLIENT
TOHIONA

CREATIVE DIRECTION / BRANDING
tsumugi